インプラントとは医学用語で『植立する』という意味です。歯科においては『人工歯根』と言われています。
はじめに、歯の構造についてお話します。歯は「歯冠」と「歯根」に分かれています。
普段お口の中で見えている部分が「歯冠」です。歯茎、顎の骨に埋まっている部分が「歯根」です。
従来の「被せもの」や「差し歯」と言った治療は言ってみれば『人工歯冠』と言えるかもしれません。これらの治療は「歯冠」「土台」「歯根」からなります。
虫歯の進行や、歯の破折、歯周病などで失ってしまった「歯根」を取り戻す治療がインプラント治療です。
インプラントは、インプラント体(人工歯根)と土台になるアバットメント、そして歯冠部分の人工歯からなります。これは天然歯と同じ構造になります。
技術の進歩に伴い、「歯根」を人工的に作れるようになったため、周りの歯に頼らず、また周りの歯を痛めず、ブリッジでも入れ歯でもなく、自然でよく噛める歯をとりもどすことができるようになりました。
インプラント治療は最近の治療だと思っていませんか?
実は昔の人達も、歯がなくなってしまったけれどもちゃんと噛めるように、なんとかできないか試行錯誤していたんです。
「人工の歯」という考えもあり、古くは7世紀頃、マヤ文明で上の前歯に埋められた貝殻を加工したインプラントが発見されています。
さらにこのインプラントには歯石が沈着しており、ある程度の期間機能していたと考えられます。
さらに、紀元前1世紀、ローマ遺跡から顎の骨に埋められた錬鉄製のインプラントが発見されています。
そして、さらにさかのぼること紀元前3500年、メソポタミア文明の頃、黒曜石や翡翠を使用したインプラントらしきものが発見されているそうです。
そして今日のインプラントは第3世代と言われ、材質・形態・性状など様々な改良がなされ、安全性が飛躍的に高くなりました。紀元前からの人類の夢がようやく叶うようになりました。
インプラントの安全性の1番の要因は『素材』です。以前は、鉄・コバルト・ニッケル・金・白金・セラミック・エメラルドなど様々な材質が使われてきましたが、どれも満足できるものではありませんでした。
インプラントのポイントは2つ。『生体為害性』と『耐久性』です。
『耐久性』とは、強度と腐食性のことです。骨の中で割れてしまったり、錆びてしまったりではインプラントが長持ちしません。
もう一つの『生体為害性』とは、身体の拒絶反応です。通常生体は、身体と異なるものに対して拒絶する、すなわち免疫反応を起こします。
この反応がインプラントを長持ちさせない要因となります。
これら2つの要因をクリアできたのが『チタン』です。1952年スウェーデンのP.I.ブローネマルク教授(整形外科医)が偶然、チタンと骨が拒絶反応を起こすことなく結合することを発見しました。
その後研究を重ね、1965年9月29日、人類に初めてチタン製のインプラントによる治療がなされ、その日からすでに43年、第1号の患者さんは少し前に70代で亡くなられましたが、最後までインプラントを使って過ごされたそうです。
インプラント治療においては、骨の幅、厚み、深さ、角度など実寸で診査・診断をおこないます。
メインフィルタの高性能スーパーバイオフィルタで濾過された清潔な空気が治療部位を確保します。
インプラントや口腔外科処置、歯周外科手術を行う際に適しています。
クリーンエリアプラスは安心・安全な治療空間を提供いたします。
高性能ハロゲンランプが術者の視野を明るくはっきりと確保します。
さらにバックアップ光源システムを採用しておりますので、
万一治療中にランプが切れてしまっても、スイッチひとつで即時に予備用ライトへ交換され、診療を妨げません。
従来の手術灯のような重圧感・威圧感を与えないデザインが特徴です。
カウンセリング
現在のお口の状態、お悩み、ご希望などをお聞かせください。治療の流れ、治療期間や費用などをご説明いたします。
診査・診断
既往歴や健康状態の確認、口腔内診査(骨の状態、歯肉の状態、咬合関係等)、レントゲン撮影、断層撮影を行います。
必要に応じて、近隣提携病院にてCT撮影を行います。また、診断用模型(歯型)を製作します。
治療計画の立案
レントゲンデータ、診断用模型から得られた情報をもとに、治療計画の立案を行います。
(インプラントの埋入部位、本数、増骨手術の必要の有無など)
インプラント治療前処置
インプラント治療を開始するにあたって、まずお口の中の環境を整えます。
具体的にはむし歯治療、歯周病治療、かみ合わせ治療、仮歯の作成などがこれにあたります。
手術
- 体調確認を行います。
- 血圧・体温の測定を行います。
- 手術前に、感染予防、治癒促進の目的で抗生剤・消炎酵素剤を飲んでいただきます。
- 診療ユニットにて麻酔施術を行います。
- 個室のクリーン手術室に移動後、インプラント埋入手術を行います。
- 手術後、レントゲン撮影にて埋入状態の確認をします。
- 手術後の注意事項の説明を行います。
*手術時間は、1本 30分〜60分程度で、外出・仕事等は当日から可能です。
治癒期間
骨の状態や治療部位によって異なりますが、埋入したインプラントと骨がしっかりと結合する(オッセオインテグレーション)まで、
約6週間〜24週間ほど治癒期間(安静期間)をおきます。
一般的には骨の質・量とも有利な下顎で2〜3ヶ月程度、上顎で3〜6ヶ月程度が目安となります。
必要に応じて、仮歯を使用できる場合もあります。
上部構造の製作 ― 【1】プロビジョナルレストレーション
上部構造(仮歯)を入れて、審美性や機能性をチェックします。
上部構造の製作 ― 【2】最終補綴
上部構造(仮歯)のチェックが完了しましたら、最終的なかぶせ物を作ります。
メンテナンス
治療後は 、定期検診とメンテナンスを行います。インプラントを長持ちさせるためにもメンテナンスは重要です。
定期検診(6ヶ月)では咬み合わせのチェック、レントゲン検査、インプラント周囲検査等の検査を行います。
当院のインプラントは、国内トップブランドを使用しています。
日本製メーカーによる、日本人の骨質・体質などにより適したインプラントによって、
より安心で安全なインプラント処置を提供いたします。
医療費控除とは、一年間に10万円を超えた医療費を支払った場合、
その医療費が税金の還付対象になる制度のことです。
自分自身や家族のために支払った医療費は、一定の金額の所得控除を受けることができます。
医療費控除額の上限は200万円までとなっています。
軽減される金額は、所得税率によって違ってきます。
| 治療時間 | 約30〜1時間(1本) |
| 通院回数 | 5〜6回 |
| 腫れについて | 長くて2日〜3日 ※個人差あり |
| 入院の必要性 | なし |
| 外出・仕事 | 当日より可能 |
































